22日付の愛媛新聞の「スパルタ指導 追放を」という記事に感銘をうけました。指導者の暴言暴力は、
子供たちの成長には役に立たず、人間関係を破壊するということが、ハッキリと書かれて、まさに、
外的コントロールの弊害だと思います。
そして、それらに変わる指導法として、選択理論は最適だと思い、愛媛新聞に投稿しました。
採用されると、嬉しいです。
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22日付の愛媛新聞の「スパルタ指導 追放を」という記事に感銘をうけた。
私は、小中学校の養護教諭として35年間、保健室から子どもたちの成長を見守ってきた。
20年前に厳しく指導すればするほど反発し陰湿ないじめを繰り返すA君と出会い、
私は無力感に苛まれ藁にもすがる思いで選択理論を学んだ。人の行動を脳の働き方から説明した理論だ。
人は「愛されていない、認められていない」と感じるときに、何かせずにはいられない気持ちになり、
その対処法として「人を傷つけたり、自分を傷つけたりしがちになる」というのだ。
半信半疑ながらも、担任と協力して、「認め励ますプラスの言葉」を試した。
問題を抱えていない子どもたちの表情はみるみる明るくなり、挨拶も明るく変化してきた。
3か月経つとA君も問題を起こさなくなった。誰もが「認められたいのだ」と痛感した。
それからは、私は子育ても反省し、家庭でもプラスの言葉を使うよう努力している。
現在は早期退職し「プラスの言葉は幸せを呼ぶ」をテーマに学校や企業で講演活動をしている。
選択理論の話を聞いて、実際に「認め励ます」プラスの言葉を実践された先生方から、
児童生徒が、問題を起こさなくなったとか、前向きになったとか、
スポーツの指導しているチームが強くなったいうご報告を、時々いただくことがある。
指導者のプラスの言葉で、子どものもっている意欲や思いやりの気持ちが引き出されたのだろう。
プラスの言葉は、人の能力を引き出す魔法の言葉だと思う。
※お読みいただき、ありがとうございます。