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選択理論実践パートナー 井上千代 ブログ

実践

選択理論を学校に💛私の試行錯誤から

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生きづらさを感じている人の多くが、過去にいじめを経験していると言われます。

永年、保護司を務めてこられた方の言葉が忘れられません。

「いまだかつて幸せな いじめっ子を見たことがない」

齋藤学も、「いじめる者は本質的に自己肯定感の欠損に悩むものであり、

いじめられる者は、いじめるものによって自己肯定感の欠損を見抜かれた者である」と

NHK人間大学「家族の闇を探る」の中で語っていました。全ての子どもが幸せを感じ、自己肯定感

を健全に育んでいくことが出来れば、いじめの問題も起きないでしょう。

私は、35年間小中学校の保健室を預かってきました。学校でいじめられている子からの相談を受けることもあれば、

一方でいじめをしている子から、大人(親や教師)に対する不信感をぶつけられることもありました。

両方の子どもの苦しみに触れる度にどうすれば、全ての子どもが「幸せ」を感じ、「自己肯定感」を育むことが

できるのだろうかと私自身も共に苦しみ迷い学ぶ中で、「選択理論」心理学の中にその答えを見つけました。

選択理論では、人は5つの基本的欲求を満たすために行動していると考えます。

5つとは、愛・所属、力、自由、楽しみ、生存の欲求です。子どもであれば、親や教師から「大切にされている」、

「認められている」と感じることが出来れば、愛・所属、力の欲求が満たされ、強制を感じないので自由で、

楽しく、健康的な生活ができ、5つの欲求が満たされます。

選択理論は、人々が幸せに生きていくために作られた心理学です。

日々の実践についても明記されています。人が「大切にされている」「認められている」と感じるためには、

人と関わるとき、批判したり責めたりするのではなく、認めたり、励ましたりする言語習慣や行動習慣を

身に付けることを勧めています。

私自身、理論には納得できても、一朝一夕にできることではありませんでした。

これを学校に取り入れるとなると、周りから理解されるのに様々な工夫が必要でした。試行錯誤しながら、

私なりに学校、家庭で20年間、実践を続けてきました。その経験から、フィクションですがシナリオを書きました。

プラン!「幸せを育む素敵な人間関係」という自費出版の小冊子に載せてあります。

私の試行錯誤が、これから実践を始める方の応援になればと願って書きました。

関心を持たれた方は、ホームページをご覧ください。

https://sentaku.chiyo.tokyo/2019/01/27/post-658/

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