<質問①>
自分とは違う意見に対して、どうしても自分の意見を通したいとき、
相手を変えるのは難しいとはわかっていても説得する方法はありますか。
選択理論では、相手は変えられないので、
「私はこう思っている」「私はこうしてもらうと嬉しい」と伝えることはできると考えます。
私を主語にすると、相手は受け取りやすく話し合いができます。
「あなたはこのようにすべき!」と頭ごなしに言われたら、
相手は、良いと思って行動しているので、相手は多くの場合、反発しますよね。
恐怖を感じたら萎縮します。
物事は俯瞰すれば、「正しさ」は人の数ほどあるので、
最も重要な点は、
「話し合いが継続できる人間関係を維持する」ことだと選択理論では考えます。
相手を言い負かしても、
それで、人間関係が壊れると元も子もないからです。
人間同士であれば絶交、国同士であれば戦争となってしまいます。
選択理論ではどのような場合でも、
人間関係を築く習慣(傾聴、受容、支援、励まし、信頼、尊敬、交渉など代表的な7つを挙げて)を勧めています。
特に相手を尊重しながら会話することがコツのようです。
簡単ではないですが、相手を尊重しながら話をすると、
最悪でも現状維持、少しずつ関係が改善されます。
その結果、幸せと成果の両方を手にすることができます。
尊敬してくれる人を嫌いになれる人はそうはいません。
そして、関係の良い人の価値観を無視することは難しいようです。
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